「APIの音」—。究極的に言えば、その正体は「オペアンプ2520の音」であることに限りなく他なりません。いつ誰がなぜそれを発明したのか?そして、その人物は一体どんな半生を歩み生きたのか?時を遡り、史実に肉薄します。
伝説とは何か?スクラッパー・ブラックウェルのブルース
1962年の秋、59歳のスクラッパー・ブラックウェルは、2発の銃弾によって命を失いました。良き音楽とは何か?伝説とは何か?世に知られる前に世を去った、天才ブルースマンの一生を振り返ってみます。
チェス・レコードの歴史 :黒人音楽と人種観念の交差
冷戦期にシカゴで発達したインディペンデント・レーベル「チェス・レコード」は、ブルース、R&Bや最初期のロックを通じて、人種という枠組みにおける音楽の在り方を大きく変化させました。音楽を通し、当時のアメリカ社会に果たしたチェス・レコードの役割を辿ってみましょう。
Harrison:コンソール史を塗り替えた1975年の出来事
1975年、「インライン方式」でコンソール史を根こそぎひっくり返したハリソン社は、音楽制作の現場がProTools色に染まった今日でも、最先端のデジタル・コンソールをひたむきに開発し続けています。約40年間に渡り、何ひとつ変わっていない先進性の原動力とは何なのでしょうか?この記事では、その正体に迫ります。
ボーカルのiPhoneレコーディングを本番で使うためのミックス手順
「iPhoneで本番用のレコーディングなど出来るわけない」と思い込んでいませんか?パフォーマンスさえ優れていれば、身近なツールで録音した素材でも、グラミー賞に近づくことだってできるのです。この記事では、iPhone素材のミックス方法を手順ごとに紹介します。
AUTO-TUNE PRO:ボーカルのピッチを修正する4つの手順
「ボーカルのピッチ修正」に、今どきプロのスタジオや技術など必要ありません。Auto-Tuneの他、初歩的なEQ、コンプの併用も含め、初心者でもすぐにマスターできる4つの手順を紹介します。
ProTools:セッション・テンプレートの利点と作り方
ミックスは時間との勝負です。事務的な作業に時間を掛けていては、クリエイティブな閃きがどんどん失われてしまいます。セッションファイルのテンプレートを作る事で、ミックスにおいても多くの時間をセーブでき、効率良く作業を進める事ができます。
用途別解説:リバーブ設定の基礎
現代的なレコーディングを補うために、ミックス段階でリバーブを使う事は一般的です。しかし、機種によっては多くのパラメーターを備え、初心者には分かりづらい部分が多いのも事実です。この記事では、目的別のリバーブ設定方法を見ていきましょう。
ブラインド・レモン・ジェファソンの墓
1920年代という時代は、黒人ミュージシャンにとってどんな世界であったのでしょうか?重要人物ブラインド・レモン・ジェファソンの肖像写真をヒントに、初期ブルースのレコードが生まれた背景を探ってみましょう。
ボーカルの空間を大きくする:リバーブとディレイの応用法
ボーカルをミックスの中で立たせるのは簡単でも、ボーカル・エフェクトの質感をしっかりと聴かせるにはコツが要ります。下準備から実際のアプローチまで、ひとつひとつ見ていきましょう。