「APIの音」—。究極的に言えば、その正体は「オペアンプ2520の音」であることに限りなく他なりません。いつ誰がなぜそれを発明したのか?そして、その人物は一体どんな半生を歩み生きたのか?時を遡り、史実に肉薄します。
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「APIの音」—。究極的に言えば、その正体は「オペアンプ2520の音」であることに限りなく他なりません。いつ誰がなぜそれを発明したのか?そして、その人物は一体どんな半生を歩み生きたのか?時を遡り、史実に肉薄します。
1975年、「インライン方式」でコンソール史を根こそぎひっくり返したハリソン社は、音楽制作の現場がProTools色に染まった今日でも、最先端のデジタル・コンソールをひたむきに開発し続けています。約40年間に渡り、何ひとつ変わっていない先進性の原動力とは何なのでしょうか?この記事では、その正体に迫ります。
1912年、生まれて間もなく養子に出されたウィリ・スチューダーは、発明の力によって、世界中のスタジオでレコーディングの概念を覆しました。ザ・ビートルズやピンク・フロイドを魅了したテープレコーダーの裏側で、天才が辿った人生を「再生」しましょう。
Pultec EQは1951年、ジーン・シェンクとオリー・サマランドの手によって、自宅ガレージで発明されました。60年余りの時を経ても、世界中のスタジオから愛されて止まないPultecの歴史を覗いてみましょう。
Pultec EQ は実は通すだけで音が変わるって知っていますか?独特のノブの配置をもつ、アナログ・イコライザーの定番 “Pultec EQ” の使い方を、詳細に紹介します。
プリアンプなど機材の説明文で、「Class-Aディスクリート回路」などという表現を見かけますが、どういうことを意味しているのでしょうか?初心者の方にもやさしい解説記事を用意しました◎
1962年に登場したLA-2Aは、以来、コンプレッサーのスタンダードとして、世界中のスタジオに導入され、数限りない音楽の収録に貢献してきました。現在ではUniversal Audioやビル・パットナムの影に隠れがちですが、才あるLA-2Aの開発者、ジム・ローレンスの残した一部の功績を覗いてみましょう。
Fairchild670は、ぶっ潰すだけのコンプではありません。LAT/VERT機能、カーブの設定、INPUT GAINとTHRESHOLDの使い分けなど、意外と知られていない独特の機能をたくさん秘めています。この記事では、「ホーリー・グレイル」の別名を持つ怪物コンプ、Fairchild 670が秘めた機能のすべてを解説していきます。
あまりに有名な「Fairchild 660/670」の名に反して、その設計者に光が当たる事はほとんどありません。エストニア出身のレイン・ナーマ(Rein Narma)が第二次大戦を越え、レス・ポールやルディ・ヴァン・ゲルダーなどの天才と繋がりながら、名機を生み出す過程を、紐解いていきましょう。
SHURE SM57の中に入っているトランスフォーマーを抜くことで、低音をより豊かに、高音をよりきらびやかにすることができます。この記事では、その手順を見ていきましょう。