Windows 10で、一見不可能そうに思える「タスクバーへのフォルダのピン留め」ですが、実はどんなフォルダでもピン留めする事ができます。
初期状態では、フォルダをピン留めするコマンドには、どうやってもたどり着けませんが、ある隠し機能を使う事で、この制限を突破する事ができるのです。
「アプリはタスクバーにピン留めできる」というWindows 10の仕様を利用する
「隠し機能」とは言ったものの、やることは非常にシンプルです。
Windows 10は、すでにアプリ(実行ファイル)は、普通にタスクバーにピン留めできるようになっています。
ですので、まずアプリ用のショートカットを作成し、ピン留めしたいフォルダのショートカット・パスを、その実行ファイルの変数として置き換えればよいのです。
こうする事で、単なる「フォルダへのショートカット」をWindows 10に「実行ファイル」だと思い込ますことができるので、あとは通常のやり方でフォルダをタスクバーにピン留めする事ができます。
以下、手順を追って、そのやり方を見ていきましょう。
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Windows 10 : タクスクバーにフォルダをピン留めする方法
1. デスクトップの何もない所で右クリックし、「新規作成 → ショートカット」 を選択します。
2. 「ショートカットの作成」ウィンドウが開くので、「項目の場所を入力してください」の欄に 「explorer.exe」 と入力し、続けてワンスペースあけて、タスクバーにピン留めしたいフォルダへのショートカット・パスを入力します。
※もし、フォルダパスが「スペース」を含んでいる場合は、パス全体を「””」で囲みます。
3. ショートカットに好きな名前を付け、「完了」をクリックします。
4. デスクトップに出来上がったショートカットを右クリックして「プロパティ」を開きます。
5. 「アイコンの変更」を選択して、「このファイル内のアイコンを検索」欄に
「C:\windows\system32\imageres.dll」
と入力し、キーボードの「Enter」を押下します。
6. プリセットアイコンが表示されますので、リストの中からショートカット用に好みのアイコンを選択します。
7. デスクトップに戻ったら、ショートカットのアイコンを再び右クリックし、「タスクバーにピン留めする」を選択します。
8. これでフォルダがタスクバーにピン留めされました。
作業完了!
お疲れさまでした。デスクトップのショートカットはもう必要ないので、削除してしまっても大丈夫です。
ちなみに、同じやり方を使えば、Windows 10のタスクバーにドライブもピン留めする事ができます。
ぜひ活用してみてくださいね。